2007年08月21日 宝石の話
毎日甲子園では熱戦が繰り広げられていますが、この夏岐阜県代表の大垣日大高校は惜しくもベスト8で敗退し、春の雪辱を晴らせませんでしたね・・・
やはり岐阜県代表が頑張って上に行くと、県民も盛り上がるし夏が盛り上がるので、出来れば毎年岐阜県代表高校には上位に食い込んでもらいたいものです。
今回は宝石鑑定のお話をさせていただきます。
「宝石」は質屋では、メインと言っていいほどの品目で毎日のように目にします。
一言「宝石」と言ってもかなりの種類があり、似たような色でも実際は違う種類の物だったりします。
サファイア
タンザナイト
アクアマリン
そこで、重要となってくるのが実際にどの種類の石なのか?
を正確に判断するには大変な検査をし、大変な機械、器具を使わないと判別できません。
その様な鑑別をしている会社がいくつかあります。
しかし気を付けなければいけないのが、信頼のおける鑑別、鑑定会社とそうでない会社が存在します。
日本国内では中央宝石研究所、全国宝石学協会、AGT(GIA JAPAN)が信頼のおける鑑別所であり、私共質屋業界では上記の会社以外の鑑別書、鑑定書は100%信用しません。
鑑別書や鑑定書が無い場合どうしているかと言うと、自分の目が頼りになります。
私はHP上にも書いてあるように、中央宝石研究所で半年間勉強しました。
鑑定士になるには特に国家試験などはありません。自分で研究して勉強するのです。
私も一応中央宝石研究所からディプロマ(DC)を頂いているので、「渡辺宝石鑑定所」とかいう会社も出来るんですよ(笑)
当店 店頭に掲げてあります。
宝石の名前は皆さんもよく耳にすると思いますが、実は石なので宝石の勉強と言うより「鉱物学」と言った方が正しいかもしれません。
例えば上にも画像で出ている「タンザナイト」と言う名前の宝石はティファニーの何代か前の社長が「タンザニアの夜の様に美しい石だ」と言った事から付いた名前で正確には(鉱物名は)「ゾイサイト」という名前の石なんです。
サファイヤ、ルビーはコランダムという鉱物名で同じ種類の石が 青⇒サファイヤ 赤⇒ルビー なんです。
その他にもエメラルド、ヒスイ、オパール、アレキサンドライト、トパーズ、サンゴ・・・沢山種類はあります。
こういった色石に加えダイヤモンドは又集中的に講義を受けました。
ダイヤモンドはCT(カラット)、カラー、クラリティー、カットの通称「4C」によって価値が全然違うのでこの4Cの見極めをルーペ1つで判断しなければいけないのが質屋です。
やはり、宝石に関しては専門的な知識が必要となっているので、見てもらうときはちゃんと勉強した人に見てもらわないと正確なお値段は出ませんので気を付けて下さい。
このような難しい事も渡辺質店ならお客様にわかりやすいように説明させて頂きますので、是非わからない事があれば気軽にご相談下さい。
岐阜の質屋 渡辺質店 渡辺圭一でした。