2008年12月22日 お客様の話 毛皮の話 渡辺質店
質屋には、色々な物が持ち込まれます。
お客様も自分の持っている物が、どれくらいの価値がある物なのか・・・?
果たして本物なのか・・・? まさかニセモノでは・・・?
色々な思いでお持ちになる方もたくさんいらっしゃいます。
「質屋=鑑定してもらえる」 と思われる方もたくさんいらっしゃると思いますが
間違いでは有りませんが、私どもも考え方では
「取り扱えるかどうか?」
「お金に見積もれるかどうか?」
なのです。
例えば、ルイ・ヴィトンのバッグだと
20年くらい前の製造のバッグがあるとします。
当時は10万円くらい出されて買ったとしても、今では廃盤で人気も無く、ファスナーが壊れています。
バッグその物の価値としては・・・?やはりヴィトンですから、価値はあると思います。
査定すると・・・「修理代がその物の価値以上にかかります。」という理由で
査定不可能、取り扱い出来ません。
という結果になることがあります。
修理代をかけて直しても、販売価格が修理代以下になってしまうからです。
十数年前に何十万と出されて買った毛皮だと
今現在、毛皮を着て歩いてる方をほとんど見なくなったご時世です。
毛皮の人気が10年ほど前に終わってしまいました。
ましてや、その毛皮が中国製(今では中国製がかなり入ってきています。安く作れるので。)
毛並みもずいぶん前の物とあって、もう売れないと判断させて頂いた場合。
査定不可能、取り扱い出来ません。
という結果になることがあります。
基本的には、今でも、中古になっても
「次にそれに対してお金を出して買う人がいる」
物に値段が付くわけです。
自分自身の思い入れの価値、購入時の金額と、市場での価値というのは別になりますね。
購入時はご自信が気に入って、将来売るとも思わずに買っているので損ではありませんよ。
このような場合、当店はお客様になるべく理解して頂けるように説明をさせて頂いていますが
なかなか難しいので、悩みの一つになってしまいます。
高いお金を出して買われているのも十分解っているのですが・・・
納得して頂いて、お客様から「勉強になりましたー」といって頂ける時はうれしいですけどね
当店では、お客様一人一人に商品説明やご相談を極力お話させていただいております。
遠慮なくお問合せ下さい。
地域NO1最高値買取を目指して挑戦中!!
壊れていても 切れたチェーンでも ピアス片方でも
歪んだ指輪でも大丈夫ですよ。
岐阜の質屋 渡辺質店 渡辺圭一 でした。