2007年08月31日 渡辺質店
質屋というのは家業(家族経営)がほとんどです。
中には企業化され、従業員やアルバイトが多数いるお店もありますが・・・
当店、渡辺質店は家業であります。
昔は従業員の事を「番頭さん」と呼んでいました。
私も修行中は自己紹介をするときに「中質店の番頭の渡辺です。」と言っていました。
今は実家に戻り父親の存在もありますので、自分の役職と言うのは・・・うーん、わかりません
でもそこが面白いところで、社長と言われれば社長だし、専務と言われれば専務だし、店長、従業員、何にでもなりえます(笑)
関係者からは良く「若旦那」と言われます。
この呼び方はやはり昔からの文化なのでしょう。
オヤジさんがいて息子がいると言う体制が多い質屋では、オヤジさん⇒大旦那、息子⇒若旦那と呼ぶことが多いです。
これは質屋に限らず、親子で商売をやっているところはそう呼ばれるんでしょうね。
実際、私も子供の頃からの友人で商売をやっているところに電話したり、伺ったりする時は「若旦那いらっしゃいますか?」って言いますね。
昔は「〇〇君いますか?」って言っていたのが・・・
実際に自分が「若旦那」って呼ばれるのは最初はちょっと恥ずかしかったんですけど、今は慣れちゃいました。
かなり年配のお客様ですが「若」って呼ぶ方もいて、それはちょっと恥ずかしいですね。
皆さんも、どこかお店に行った時「大旦那」「若旦那」って使ってみてください。
通の方だと思われるかもしれないですよ。
岐阜の質屋 渡辺質店 渡辺圭一でした。