2008年01月09日 宝石の話
新年になり、あっと言う間に明日で10日です。
お正月気分はもうすでにどこかに行ってしまいましたー。
でも、新年会がの予定が3つも入っていますが・・・
今日はちょうどダイヤモンドをお持ちになったお客様がいらっしゃったので
ダイヤモンドの形のお話をさせていただきます。
一般的に一番良く目にするのは真ん丸のダイヤモンド(正面から見て)。
これをラウンドブリリアントカットと言います。
ダイヤモンドによっては、真ん丸に研磨されず、ファッション性を持たせるカットが
いくつかあります。
例えば・・・
ペアシェープカット
涙の形をしています。
オーバルカット
楕円形です。
ハートシェープカット
ハートの形をしています。
これはあまり見たことがありません。
付属されていた鑑定書には 「 Lily cut 」 (リリーカット)とありました。
クローバーの形をしています。
この様に他にも色々な形に研磨されたダイアモンドが存在します。
一般的にこれらが販売される時に「普通の丸じゃないから珍しい」という考え方もあるかも知れませんが、基本的には価値的な目で見ると「ラウンドブリリアントカット」(普通の丸)が一番価値があるのです
ラウンドブリリアントカットは、吸収した光をできるだけ多く反射させて外に返す、と計算されて開発されたカットであり、変わった形をしている物は光の反射に欠けるのです・・・
原石から研磨する時に、大きな内包物(中にあるキズ)を避ける為に(キズの部分を削り落とす)どうしても通常の形でダイアモンドを残せない場合に、違う形への研磨になってしまうのです。
もちろん、デザインが気に入って購入されるのは一向に構いません。
損した!!なんて思わないで下さいね
実際に私も、クローバー型のダイヤはあまり見ないしカワイイと思います。
手放す時は、一番価値があるのがラウンドブリリアントカットという事ですので参考までに・・・
デザインがかわいい物(全体的にも)には、デザイン料もプラスして査定するようにしていますのでカワイイ物はカワイイ物ですので、ご安心を・・・
岐阜の質屋 渡辺質店 渡辺圭一でした。